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OLG 弓指寛治:Sur-Vive! MASK 17号

販売価格(税込) 24,200 円
通常価格: 22,000 円
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Sur-Vive!MASK について

元々僕は肌が弱いので冬になると保湿の為に使い捨てマスクを装着していて、春になると今度は花粉症がひどくマスクを手放せぬ日々。
あの使い捨てマスクは便利ですが、常々見た目がどうもなー思っていた。

常々といえば「縫う」ことにも以前から興味があってそれはフェティシズム的に縫ってある作品を見るとグッとくるっていう感覚。
ただ自分でそれをやろうとは何となく思っていなかった。
今回コロナがドバっとなった事で「よしマスク作るか!」と思い立ち、すぐに
布を買い、糸を買い、裁縫道具を揃え、あれよあれよという間に「縫う」事にのめり込んでしまった。

マスク1号は半日くらいかかった末に出来た。

僕は手先が器用ではないのでカタチはぐにゃぐにゃ。でも結構かっこよかった。気に入った。
1号の改良点を考え、それを元に2号3号4号って具合に作っていくとあれもやってみたいこれも作ってみたいと出てきた
アイデアの限り手を動かした。中々うまくいかなかったけど。

作り続ける過程でこれは「ドローイング」に近いなって気付いた。
大学2年の夏、観光で行ったアメリカ・テキサスの美術館で偶然見たCy Twomblyの絵に心底揺さぶられ、絵を描くようになったのだけど
あのドローイングを見た時の「意味分からんけどすっっっげぇ!!」っていう(もちろん僕のマスクはCy Twomblyの絵の足元にも及ばない)
縫い、マスクの柄に意味は無いけどかっけーって、そういう感じでドローイングに近い。

端的にいうと楽しいって事で、これはこのコロナ禍において奪われたものの1つだと僕はうっすら思う。
「楽しい」ってなんやねんと自分でもツッコミたくなるけど、何度考えてもこれが1番しっくりきた。

強い言葉と怒りと差別心が溢れたり、分断より連帯を!!と啓蒙したり、自粛をするのか/しないのか、専門家の意見が正しいのか/正しくないのか、
四方八方あーだこーだする中でマスクを作り続けている。

僕はマスクを作ることで偶然「楽しみ」を見いだせた。

このマスクはウイルスの感染を防げる医学的効果もないし、服飾の専門的な技術を持って作られたものでもない。ただの手縫い。
「マスク」としては正しくないようにも思う。

何かを啓蒙したり断罪したりするような「正しさ」に飲み込まれたり、他者を飲み込んでしまわないように
マスクを装着したい。

そのマスクは脆く弱くて効果もないけど故に超強くもあれる・・・・といいなあ。
そー考えています。


2020年5月4日 弓指寛治

作者近影

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