lectures / workshop
現代アートは、『今をどう生きるか』という問いから始まります。
かつて、現実生活からのがれて、山で一人籠って制作した絵画を鑑賞する時代と、厳しい毎日に追われている現代人が作品に感動する時代とは、明らかに違うものになっています。

ワタリウム美術館は、展覧会に関係した講演会やワークショップだけでなくテーマ別の研究会、講演会、ワークショップを年間で行っていきます。他分野の専門家たちから多くの幅広い知識と考え方を学んでいきながら、新たな現代アートとの接点を探ります。
2003
経済とアートの新空間
2003

経済とアートの新空間 金曜日シリーズ(4回) 19:00〜21:00

現代アートは、今をどう生きるか、という問いから始まります。
かつて、現実生活からのがれ、山で一人籠って制作した絵画を鑑賞する時代と、厳しい毎日に追われている現代人がアートに感動する時代とは、あきらかに違うものになっています。現代アートは自ら国境を越え、未来に考える空間にこそ存在し、たえず変化し続けるのではないでしょうか。

このシリーズ「経済とアートとの新空間」は、経済のスペシャリストであり、しかも文化を愛する講師の方々とともに、経済とアートの現代の接点を探します。

講演会
2003年4月25日(fri)

■社会が変わって人の生き方はどうなる?
「社会が変わって人の生き方はどうなる」を主題として、「地域振興」、「少子高齢化社会」、「知識社会」、「21世紀的美術館のありかた」など。

講師=福原義春 資生堂名誉会長
東京都写真美術館長、(社)企業メセナ協議会会長兼理事長、(財)かながわ学術研究交流財団理事長 豊島区文化懇話会座長 著書に、『企業は文化のパトロンとなり得るか』、『文化資本の経営』、『文化政策入門』など多数。

 
2003年7月11日(fri)

■時代はどの方向に変わるべきか 21世紀・日本が目指すべき市民的情報社会を考える
イラク攻撃に執着する米国に盲従するだけの政治、北朝鮮「拉致」問題でいたずらにナショナリズムの熱狂に陥る社会、このままの状態をつづける限り、日本に豊かな未来が訪れることはないだろう。
こうした全体状況がつくり出されてくる過程でジャーナリズムが果たす役割の責任も大きい。私たちはもはや、マスコミに依存するだけでは、新しい世界の動き、真に発展の可能性を秘めたその潮流を、知ることができない。市民はいまや、自力で国境を越えた情報交流を積み重ね、みずからの運命を切り拓いていかなければならない。そのような方向にこそ、大きな未来が約束されている。

講師=福原義春 資生堂名誉会長
1935年東京生まれ。東京外国語大学フランス語科卒。日本新聞協会研究所長、東京大学新聞研究所(現・社会情報研究所)教授、立命館大学教授などを経て、2003年4月から立正大学社会学科教授。専攻はマス・メディア論。著書に『現代の新聞』、『21世紀のマスコミ全5巻』、など。

 
2003年10月31日(fri)

企業経営と文化
私たちは和菓子を「単なる商品」としてではなく、日本文化を具象化したものと捉え、その「文化性」を大切にしています。正月から始まって、お節句、お彼岸、お盆など日本の伝統行事に合わせて菓子を作り、こうした行事に彩りを添えてきました。こうした日本の古き良き伝統行事と和菓子の魅力を、パリやNYの海外店のエピソード、そして企業経営の話を交えながらお話しして頂きます。

講師=黒川光博 虎屋十七代当主・取締役社長
1943年生まれ。学習院大学法学部卒業。480年の歴史を持つ和菓子の老舗「虎屋」社長。「虎屋文庫」を設け、和菓子に関する展示会の開催や、刊行物の発行等で和菓子文化の伝承、創造に努めている。

 
2003年12月5日(fri)予定

■素顔の日 銀副総裁日記・より
新聞記者時代、日本銀行副総裁時代、激しい日本の流れのなか、しかもエッセイストでもある氏に、このたび「経済とアートとの新空間」の雑観を語って頂く興味深い講演会。

講師=藤原作弥 前・日本銀行副総裁
1937年宮城県仙台市生まれ。東京外国語大学フランス学科卒業。62年時事通信社入社。経済部に所属し、大蔵省を担当。67年よりオタワ、ワシントン特派員。72年に帰国し、日銀、経団連、外務省、通産省担当を経て、編集委員、解説委員、解説委員長などを歴任。日本銀行副総裁を経る。著書に、『攻守ところを変えて』、『風評私評』、『素顔の日銀副総裁日記』ほか多数。

特典
■ワタリウム美術館が発する、全てのいろいろなニュース、 インフォメーションをお送りします。
■ワタリウム美術館の展覧会を無料で御覧頂けます。
■ワタリウム美術館が催す、いろいろな会に割引で参加出来ます。
■ワタリウム美術館が企画する旅行に、割引で参加出来ます。 (有効期間:2004年3月)

会費
■入会金/3,000円(第5回哲学一日・アート大学「西欧思想」にご参加の方、ほか、
  前回までの哲学シリーズにご参加されていた方は無料。)
■参加費/年間5,000円
■振込先 三井住友銀行 青山支店(普)1033281 (名)ワタリウム美術館

お問合せ・お申込先
■ワタリウム美術館 
 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6
 Tel.03−3402−3001 Fax.03−3405−7714
  email:official@watarium.co.jp


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