lectures / workshop
現代アートは、『今をどう生きるか』という問いから始まります。
かつて、現実生活からのがれて、山で一人籠って制作した絵画を鑑賞する時代と、厳しい毎日に追われている現代人が作品に感動する時代とは、明らかに違うものになっています。

ワタリウム美術館は、展覧会に関係した講演会やワークショップだけでなくテーマ別の研究会、講演会、ワークショップを年間で行っていきます。他分野の専門家たちから多くの幅広い知識と考え方を学んでいきながら、新たな現代アートとの接点を探ります。
2001-20022002-20032003-20042005
子どもたちの未来研究会
未来の教育のために実際にお子さんを持つ両親や教育の現場に立っている人たちに向けた会です。世界における幅広い分野にわたる幼児教育者たちが、幼児教育の可能性を示唆します。

2002-2003

ウィークエンド子どもたちの未来研究会好評につき、幼児教育メッセージを再び

子どもたちの未来・研究会は、未来の教育のために〈哲学者からのメッセージ〉を学ぶ会です。
世界における幅広い分野にわたる幼児教育哲学者たちを選び、
それぞれの講師の方々に登場頂きます。
日本人が苦手とする哲学を、幼児を中心として勉強し、新しい未来を考えていく会。

講演会
2002年9月21日(sat) 19:00〜21:00

■「ソフィーの世界」が語るもの
世界中でベストセラーとなった哲学ファンタジー『ソフィーの世界』にこめられたメッセージを読み解きながら、「子どもと哲学」というテーマを考えます。

講師=須田 朗
1947年生まれ。中央大学文学部教授。東北大学大学院修了。主な著書は『「ソフィーの世界」哲学ガイド』、『哲学の探究』(編著)など。主な訳書にゴルデル『ソフィーの世界』、ゴルデル『フローリアの「告白」』、ジーモン=シェ―ファー『ベレーニケに贈る小さな哲学』、マギー『哲学人』、アドルノ『否定弁証法』など。

 
2002年11月8日(sat) 19:00〜21:00

■動機と感情の大切さについて
情報化がなしくずしに進むなか、感情が希薄になっています。生活における感情の意味、幼少時にモティーフを育てることの大切さについて考えましょう。

講師=野田 正彰
評論家、京都女子大学教授(精神病理学)。著書に、『させられる教育』、『戦争と罪責』『喪の途上にて』『国家に病む人々』など。

 
2003年1月18日(sat) 19:00〜21:00

■こんな親とこんな息子
母一人子一人という関係で育った個人的体験から、親と子の成り立ちを考えてみたい。親は子に何を伝えるのか。子は親に何を伝えるのか。親は子に何が出来るのか。出来ないのか。親のの仕事が子供にどのような影響を与えるのだろうか。そんなことを話してみたい。

講師=萩原朔美
1946年東京生まれ。初期の「天井棧敷」で演出家として活躍。現在、多摩美術大学教授、映像作家。
著書『演劇実験室 天井棧敷の人々』『砂漠の街のガリバー』『思い出のなかの寺山修司』他。

 
2003年3月15日(sat) 19:00〜21:00

■創造性の教育とその哲学
1920年代から1950年代に到る創造性の教育の特徴を示し、その哲学を検討する。アメリカの進歩教育、ヨーロッパのアヴァンギャルドの教育思想を題材として論じたい。

講師=佐藤 学
1951年生まれ。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院教育学研究科教授。
 
2003年5月17日(sat) 19:00〜21:00

■有島武郎 文明論の中の「子ども・共生・革命」
有島武郎は、20世紀初頭のアメリカで青春を過ごし、当時「最盛期」にあったアメリカ社会主義や第一次ロシア革命に共感しながら、独自の文明論・革命論を形成した。──近代日本における最もラディカルな「革命的思想家」の一人として有島武郎をとらえ、彼にとって「子ども」とは何であったのか、を切り口にして、その闘いと挫折─「玉砕」の意味を見ていきたい。

講師=栗田廣美
1948年東京生まれ。東京都立大学大学院博士課程、鹿児島短期大学助教授、ハーバード大学研究員等を経て、現在、白梅学園短期大学教授。博士(文学)。日本近代文学・比較文化専攻。主著『亡命・有島武郎のアメリカ』(右文書院)。
 
2003年7月19日(sat) 19:00〜21:00

■動機と感情の大切さについて
情報化がなしくずしに進むなか、感情が希薄になっています。生活における感情の意味、幼少時にモティーフを育てることの大切さについて考えましょう。

講師=野田 正彰
評論家、京都女子大学教授(精神病理学)。著書に、『させられる教育』、『戦争と罪責』『喪の途上にて』『国家に病む人々』など。

 
2003年8月5日(tue) 19:00〜21:00

■反抗から漂流へ テキストの中の子どもたち
小説や映画といったテキストの中で、子どもたちはどのように描かれてきたのだろうか。昭和戦前から戦後、そして平成という時代の激変の中で、日本の子どもたちは何を欲望し、何を担おうとしてきたのか。谷崎潤一郎、宮澤賢治、小津安二郎、清水宏、壺井栄、江戸川乱歩、池澤夏樹、村上龍、高見広春などの作品を検討し、子どもたちの今をあぶりだしたい。

講師=中澤千磨夫
北海道大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、北海道武蔵野短大教授。映画論、日本近代文学。著書に『荷風と踊る』『大江健三郎とは誰か』(共著)

特典 ■「子どもたちの未来・研究会」会員には、期間中、ワタリウム美術館の展覧会はフリーで御覧頂けます。
■いろいろなニュース、ワタリウム美術館のインフォメーションをお送りします。
会費
■入会金/3,000円(初回のみ)
■参加費/年間12,000円(全6回通し)
■振込先 三井住友銀行 青山支店(普)1033281 (名)ワタリウム美術館

お問合せ・お申込先
■ ワタリウム美術館「子どもたちの未来・研究会」事務局  
 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6
 Tel.03−3402−3001 Fax.03−3405−7714
  email:official@watarium.co.jp


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