WATARI-UM  
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会期

5月16日(土) 〜日(水)  2009年
開館時間:11時より19時まで(毎週水曜日は21時まで延長)

休館日   月曜日 (7月20日は開館)
入場料 入場料:大人1,000円 学生800円(25歳以下)
(期間中、何度も使えるパスポート制)
主催 ワタリウム美術館/NPO法人はれたりくもったり
共催 品川区/ボーダレス・アートミュージアムNO-MA
後援 スイス大使館
社団法人日本精神科看護技術協会
助成 日本財団
スイスプロフェルベティア財団
協力 アロイーズ財団
展示内容プロフィールイベントワークショップ
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アロイーズは、1886年にスイスで生まれ、ポツダムのサンスーシ宮殿でヴィルヘルムU世の王室付司祭の子どもたちの世話係の職などを務めた。31才で統合失調症となり、32才から78才でなくなるまでの46年間を病院で過ごし、自分の精神世界を追い求めて絵を描き続けました。アロイーズの芸術性は、1947年、フランスの画家、ジャン・デュビュッフェ(1901-1985)により、見出されて世の人の知るところとなります。デュビュッフェは、このような美術の概念に束縛されない自由な表現を、アール・ブリュット(フランス語=生の芸術)と命名しました。

本展覧会では、アロイーズ研究の第一人者であり、アロイーズ財団の会長でもあるジャクリーヌ・ポレ=フォレル医師により厳選された、アロイーズ作品85点を展示します。10メートルを超えるものや、世界未公開作品も含めた、日本初の大規模な個展です。

アール・ブリュットへの関心が高まる日本において、その概念の原点に位置し、最も重要な作家として、ヨーロッパで高く評価されているアロイーズを広く見渡す事のできる機会となります。

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アロイーズ・コルバス 略歴
1886 スイス・ローザンヌの中産階級に生まれる。
子供のころより成績優秀で教師となる。
1911 ドイツ皇帝ヴィルヘルム2世が暮らすドイツポツダム宮廷に司祭の娘たちの家庭教師として務める。
華麗な宮殿生活の中で教養あふれる人々の影響を受けながら知識を吸収し、開花させる。
アロイーズは次第に皇帝ヴィルヘルム2世に恋心を抱く。
1918 精神分裂症と診断され、セリー大学付属精神病院に入院することとなる。
官能的な愛の世界を象徴的な表現に託して描き始める。
1941 ジャクリーヌ・ポレ=フォレル医師の理解によって創作は重要な進歩を遂げる。
1947 フランス人画家ジャン・デュビュッフェに見出され、アール・ブリュットの作家として注目を集める。
1964 死去。
 



 







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◎講演会

1 記念対談
● 5月17日(日) 13:30-15:30 
アロイーズの芸術とアール・ブリュット

出演:マリオ・デル・クルト(写真家・アールブリュットコレクション理事)
   セリーヌ・ミュゼル(アロイーズ財団学芸員・美術史家)
参加費:無料
会場:梅窓院祖師堂
   (銀座線「外苑前駅」1a出口徒歩1分。梅窓院へのお問合せはご遠慮下さい。
   お問合せはワタリウム美術館までお願いします。)
主催:NPO法人はれたりくもったり
参加費:無料(要予約、定員になり次第〆切り)

2 対談&トーク

● 5月23日(土) 19:00〜21:00
アール・ブリュット(生の芸術)について

出演 :佐藤学  (東京大学教育学部 教授)
    田中康夫 (作家、参議院議員)

内容 :ティアラを冠し、青色の大きな瞳、花の形をした胸、そして果実入れの子宮を持った女性たち。
    アロイーズは歴史上のカップルや想像上の人物をモチーフに、愛の物語を描き続けました。
    アロイーズ展の作品の印象を交流しながら、人間の創造性と表現の可能性や、
    アール・ブリュット(生の芸術)の魅力について、教育学の第一人者の佐藤学氏と、
    作家、政治家として活躍する田中康夫氏との、スペシャル・ダイアローグを展開します。

● 6月12日 (金) 19:00〜21:00
狂気と芸術

出演 :野田正彰 (関西学院大学・精神病理学)

内容 :アール・ブリュット(生の芸術)とは、模倣のない、
    芸術的知識に汚されていない、作者がすべて自分自身で創り出した
    純粋な芸術とされている。だが、まったく模倣のない芸術がありえるだろうか。
    それが何故、統合失調症、知的障害、自閉症の人の描く絵で可能になるのか。
    生の芸術として高く評価される、アロイーズの鮮やかな色彩を前にして考えてみよう。


● 7月7日 (火)19:00〜21:00
アウトサイダー・アートとアロイーズ

出演 :斎藤環 (精神科医)

内容 :アウトサイダー・アートの始源に位置づけられる名前、アロイーズ・コルバス。
    実に46年にも及ぶ入院生活が、彼女の創造性を開花させた事実。
    晩年、作品の価値を認められ、制作を促された彼女が次第に衰弱していったという事実。
    この二つの事実には、アウトサイダーたちがつきつける、
    二つの倫理的パラドックスが含まれている。

会場 :ワタリウム美術館
参加費:各回 2000円

 

 
*事前の申し込みが必要です。申し込みや詳細の問い合わせは、ワタリウム美術館(電話03-3402-3001、e-mail official@watarium.co.jp)まで御連絡下さい。振込先:三井住友銀行 青山支店 (普)1033281 (名)ワタリウム美術館

ワークショップ workshop▲PAGE TOP

◎ワークショップ

● 6月28日(日)、7月12日(日) 13:30現地集合(16:30 解散予定) 
生きているアートをみんなで作ろう

場所 :社会福祉法人 愛成会 アトリエ Pangaea (JR中野駅下車)
都内の福祉施設を訪ね、知的障害を持つ方々と一緒に、絵を描くワークショップです。

参加費:各回1000円 + 材料費別途(現地で1500円をお支払いください)

限定各回 15名 
お好きな日をお選び下さい。お申込の方へ詳細をご連絡します。


*事前の申し込みが必要です。申し込みや詳細の問い合わせは、ワタリウム美術館(電話03-3402-3001、e-mail official@watarium.co.jp)まで御連絡下さい。振込先:三井住友銀行 青山支店 (普)1033281 (名)ワタリウム美術館
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ワタリウム美術館
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前3-7-6
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