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会期     2009年99日[水] → 2010年124日[日]        english
        開館時間:11時より19時まで(毎週水曜日は21時まで延長)
休館日    月曜日 [9/21,10/12,11/23,12月の月曜日,1/11は開館] 
        12/31-1/4は休館
入場料    入場料:大人1,000円 学生800円(25歳以下)
        (期間中、何度も使えるパスポート制)
主催     ワタリウム美術館 /
        メキシコ外務省 /
        カーサ・ルイス・バラガン財団
協賛     アエロメヒコ航空
後援     メキシコ大使館

特別協力   コンデサ df ホテール   

協力     メキシコ観光局
展示協力   株式会社グリーン・ワイズ/   
        東リ株式会社 /
        日立コンシューマエレクトロニクス株式会社
映像協力   大房潤一
出展協力   カーサ・プリエト・ロペス・コレクション
会場構成   妹島和世+西沢立衛/SANAA
展示内容プロフィールイベントワークショップ
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私の建築は自伝的なものです。私のすべての作品の根底にあるのは、子ども時代と青年期を過ごした父の牧場での思い出です。遠く懐かしいこれらの日々の不思議な魅力を、私はつねに作品において現代の暮らしに合わせて取り入れようとしてきました。      
                                  ルイス・バラガン(1980年プリツカー賞受賞のスピーチより)

ルイス・バラガン(1902-1988年)はメキシコを代表する建築家の一人です。独特の色、抽象絵画のような壁の構成、水や光を駆使して作られる庭など、バラガンの作品は近代建築のイコンとして世界中の多くの人々に愛されています。

バラガンは、伝統が色濃く遺るメキシコ第二の都市グアダラハラで、裕福な地主の家庭に生まれました。少年時代は父親の大農園(アシェンダ)に長く滞在したり、近くのチャパラ湖畔で休暇を過ごしたりと、メキシコの風土につつまれて暮らしました。大学では土木工学を修め、卒業直後、長期の欧州旅行に出ます。ここでバラガンは、自らのルーツとしての地中海文化と出会い、さらに若きル・コルビジェの作品に触れ衝撃を受けています。

本展では、インターナショナル・スタイルから独自のバラガンスタイルへと変貌を遂げるきっかけとなった「バラガン邸」が主役です。
「バラガン邸」には、情感に満ちたメキシコの時間とシンプルで洗練された空間がみごとに調和します。十字架のような窓枠、金色に輝く光、ブーゲンビリアの花のピンク一色に塗られたダイニング、空を切り取った屋上、そしてバラガンが愛した友人たち、マティアス・ゲーリッツ(彫刻家)、チューチョ・レイエス(画家)などのオリジナル作品も多く展示されます。

現在、国際的に活躍を続ける妹島和世+西沢立衛/SANAAが会場構成を担当し、「バラガン邸」がそのまま会場の中に作られます。オリジナル家具や骨董品など「バラガン邸」に今も遺る沢山の品々がメキシコ・シティのカーサ・ルイス・バラガン財団の特別な協力により、本展のために運びこまれます。

この魅力あふれる「バラガン邸」に遊びにおいでください。
庭を眺め、メキシコのお茶を飲みながらゆっくりとお過ごしいただけるでしょう。

 
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ルイス・バラガン略歴
1902
メキシコ、グアダラハラの地主階級の家に生まれる。
1919
グアダラハラの自由工科大学土木工学科に入学し、水力工学を専攻。1923年卒業。
1925-27 スペイン、フランス、モロッコと広範囲にわたるヨーロッパ旅行に出た。
  フランスではパリ万国博覧会で作家・造園家のフェルディナン・バックと知り合う。
1927 グアダラハラで住宅を中心に設計活動を展開。
1929 クリスト邸。ゴンザレス・ルナ邸。
1931

数ヶ月間、ニューヨークに滞在の後、
2度目のヨーロッパ旅行へ。フランスでは建築家ル・コルビュジエの講座に出てモダニズム建築を学ぶ。
1935 首都メキシコシティへ移る。インターナショナル・スタイルに則った住宅を設計する(〜40年)。
1936 農地改革によってグアダラハラに所有していた土地を失う。
1940 メキシコシティに最初の自邸(現オルテガ邸)の設計を始める(1943年完成)。
1947 オルテガ邸の隣に自邸(バラガン邸)の設計を始める。
1949

メキシコシティの南部郊外の溶岩台地、エル・ペドレガル・デ・サン・アンヘルにおいて郊外住宅地の都市計画に取り組んだ。
1952 メキシコシティ南部のトゥラルパン礼拝堂の設計を始める(〜60年)。
1957 高速道路の中央分離帯にサテライト・タワーを設計。( 彫刻家マティアス・ゲーリッツとの共同作業)
1975

ヒラルディ邸を設計(〜77年)。

1976 ニューヨーク近代美術館で個展が企画された。
1980 プリツカー賞受賞。
1988 自宅で逝去。86歳。
2004 バラガン邸が、ユネスコの世界遺産に登録された。




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1 バラガン邸のティータイム
バラガンデザインのテーブルで、メキシコのお茶を飲みながら、展覧会の解説を致します。
日時: 毎日17:00より
場所:「ルイス・バラガン邸をたずねる」会場3階、ダイニング・ルーム
参加費:無料(先着10名)オリジナル家具には6名までお掛け頂けます。
■ 展覧会入場券をお持ちの方は、自由にご参加いただけます。
■ 16:40より会場3階にて整理券を配布しております。

2 ギャラリー・ツアー
毎日13:00、14:00、15:00、16:00より、会場2階にて、展覧会の解説をしております。
■ 展展覧会入場券をお持ちの方は、自由にご参加いただけます。2階エレベーター前に、お集まり下さい。

1 トーク&シンポジウム

8月21日(金)18:00-19:30 
ルイス・バラガン邸をたずねる

パネラー:
アルマンド・チャーベス・セルバンテス Armando Cha´vez Cervantes(カーサ・ルイス・バラガン財団 代表)
ギジェルモ・エギアルテ Guillermo Equiarte (メキシコ環境局日本代表)
妹島和世(建築家)
西沢立衛(建築家) 
司会:和多利恵津子(ワタリウム美術館学芸員)

カーサ・ルイス・バラガン財団の方々が来日し、今日の世界の文化に対する「バラガン邸」の普遍性と価値について語ります。また、本展にて会場構成を担当した、妹島和世+西沢立衛/SANAAのお二人が、バラガン邸の再現に至るまでをお話します。

■9月18日(金)  19:00-21:00 日程変更 11月 27日(金)
メキシコのモダニズムについて
講師:多木浩二(評論家)

「1931年、ファン・オゴルマンが設計した、「フリーダ・カーロとディエゴ・リベラの家」は、メキシコ人のアイデンティティを考える上で、格好の手がかりになる。」西欧のモダニズムがメキシコでどのような表現をもたらしたのか。今回のバラガン展を深く理解するための手がかりとなるレクチャーです 。

 

10月16 日(金)19:00-21:00
建築における伝統的要素と現代的要素について

パネラー:伊東豊雄(建築家)
テオドロ・ゴンサレス・デ・レオン Teodoro Gonzalez de Leon(建築家)
アルベルト・カラッチ Alberto Kalach (建築家)
ホセ・クリ Jose´ Kuri  (クリマンスト・ギャラリー  オーナー)  
司会:ギジェルモ・エギアルテ Guillermo Eguiarte  (メキシコ観光局日本代表)

2008年にはUIA(国際建築家連合)ゴールドメダルを受賞し、「エル・コレヒオ・デ・メヒコ(メキシコ大学院大学)」(1975年)、「タマヨ美術館」(1981年)の設計などを手掛け、メキシコを代表する現代建築家テオドロ・ゴンサレス・デ・レオン。現代アートのための新しいスペース「クリマンスト」が話題を呼んでいる。このスペースのオーナー、ホセ・クリ氏と、その設計者であるアルベルト・カラッチ氏も来日します。さらに日本からは、伊東豊雄氏が登場。

トーク&シンポジウム
参加費:各回1500円 (要予約)
展覧会チケット付参加費:各 2000円
(要予約。展覧会チケットのご使用は参加者ご本人に限らせて頂きます)

会場 : メキシコ大使館 別館 5階 ホール ESPACIO MEXIC
   千代田区永田町2-15-2 
   
*東京メトロ 赤坂見附駅徒歩5分、永田町駅徒歩6分 
     *メキシコ大使館へ、直接のお問合せはご遠慮下さい。

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関連企画1,  2  ご予約方法:
ご希望の回、お名前、参加人数、ご連絡先(住所/電話番号/Fax番号又はE-mailアドレス)をご記入の上、E-mail:official@watarium.co.jpまたは、Fax:03-3405-7714までお送り下さい。
ご予約は、ご入金をもって完了となります。ワタリウム美術館受付にて事前にお支払い頂くか、下記の口座へお振込下さい。
振込先:三井住友銀行 青山支店(普)1033281(名)ワタリウム美術館
[1トーク&シンポジウム]へご参加の方で、振込にてお支払いの方は、【振込明細書】を控えとしてお持ち頂き、会場「メキシコ大使館」にてご提示下さい。
【参加チケット】と交換致します。

お問合せ:ワタリウム美術館  電話03-3402-3001、e-mail: official@watarium.co.jp

ワークショップ workshop▲PAGE TOP

2 ツアー:建築家の家をたずねる

10月17日(土)    申し込みは終了致しました
塚本由晴(アトリエ・ワン)とハウス&アトリエ・ワン(2005年)

  
アトリエ・ワンの活動は、つねに都市、社会、人々を観察することから始まっています。アトリエ・ワンが住宅兼事務所として建てた「ハウス&アトリエ・ワン」を訪ねます。2007年グッドデザイン賞受賞作品。



■11 月7日(土)    
藤森照信とタンポポ・ハウス(1995年)
               

建築家、建築史家である藤森照信氏が、自宅の屋根にタンポポを植えた「タンポポ・ハウス」。自然素材を大胆に使ったこの作品は、建築界を越えて話題を呼びました。今回はコッパーハウスも訪ねる予定です。


■11 月28日(土)   申し込みは終了致しました
東利恵と塔の家(1966年)


「塔の家」は、東孝光の初期の代表的作品です。60年代に建てられたコンクリート打ち放し、 都市型住宅の先駆となる作品で、その後の多くの住宅建築に影響を与えました。

 

ツアー参加費:各回 2000円(要予約)
展覧会チケット付参加費:各 2500円(要予約。展覧会チケットのご使用は参加者ご本人に限らせて頂きます)
現地集合/現地解散。ツアーヘお申込の方は、事前に、集合場所・時間などの詳細をお送りします。
見学先へ直接のお問い合わせはご遠慮下さい。

関連企画1,  2  ご予約方法:
ご希望の回、お名前、参加人数、ご連絡先(住所/電話番号/Fax番号又はE-mailアドレス)をご記入の上、E-mail:official@watarium.co.jpまたは、Fax:03-3405-7714までお送り下さい。
ご予約は、ご入金をもって完了となります。ワタリウム美術館受付にて事前にお支払い頂くか、下記の口座へお振込下さい。
振込先:三井住友銀行 青山支店(普)1033281(名)ワタリウム美術館
[1トーク&シンポジウム]へご参加の方で、振込にてお支払いの方は、【振込明細書】を控えとしてお持ち頂き、会場「メキシコ大使館」にてご提示下さい。【参加チケット】と交換致します。

お問合せ:ワタリウム美術館  電話03-3402-3001、e-mail: official@watarium.co.j

 


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15人の建築家と15人の表現者による対話実験

9月3日 (木)「アップ・グレード」長坂常(建築家)×  植原亮輔+渡邊良重(D-BROS)

9月10日(木)「今、この場所」中山英之建築家)× 富永昌敬(映画監督)
  変更 富永昌敬氏体調不良で欠席ですが中山秀之 + 藤原撤平で開催致します。

9月17日(木)「環境の編集」 中村拓志(建築家)× 金氏徹平(現代美術家)

9月24日(木)「極地の感覚」石上純也(建築家)× 石川直樹(写真家)

10月1日(木)「放っておけない建築」大西麻貴+百田有希(建築家) X KIKI(モデル・女優)

10月15日(木)「今、この場所」中山英之建築家)× 富永昌敬(映画監督) 

10月22日 (木)[素(す)」乾久美子(建築家)+梅佳代(写真家)

10月29日(木)「身体(からだ)との話」平田晃久(建築家)X 康本雅子(ダンサー・振付家)

11月5日(木)「場の奏でる旋律」五十嵐淳(建築家)X 阿部海太郎(音楽家)

新プログラム
11月12日(木)[腹の底のさらに奥』武井誠(建築家) x 諏訪綾子8フードクリエイション)

11月26日(木)「ありそうでない風景」谷尻 誠(建築家)X 戌井昭人「鉄割アルバトロスケット」劇作家・小説家
予約終了

12月3日(木)「美しいという現象」中村竜治(建築家) X 名和晃平(現代美術)
日程変更 1月7日(木)再度受付開始

12月10日(木)[リサーチ』藤村龍至(建築家) X Mike Abelson(デザイナー)
予約終了

12月17日(木)「革命的な」藤本壮介(建築家)X Chim↑Pom(現代美術集団)
日程変更 1月16日(木)再度受付開始

12月24日(木)「けんちくをつくる、ようぐくをつくる」 藤原撤平(建築家)+ THEATRE PRODUCTS
                                (ファッションブランド)
2010年
1月 7日(木)「美しいという現象」中村竜治(建築家) X 名和晃平(現代美術)
受付開始 12月3日から変更

1月14日(木)[日常の制度」長谷川 豪(建築家)+ 岡田利規(チェルフィッチェ主幹・演劇作家・小説家)

1月16日(土)「革命的な」藤本壮介(建築家)X Chim↑Pom(現代美術集団)
日程変更 1月16日(木)再度受付開始

講演者とスケジュールは随時こちらに発表します。

15回シリーズ 木曜日  20:00〜
期間:2009年9月3日(木)〜12月24日(木)

参加費:各回500円 
(初回のみ +資料を入れるファイル代500円)
ご参加当日、ワタリウム美術館受付にてお支払い下さい。

入場の際、展覧会チケット(会期中何度でも使えるパスポート制)が別途必要です。

ご予約方法:
ご希望の回、お名前、参加人数、ご連絡先(住所/電話番号/Fax番号又はE-mailアドレス)をご記入の上、E-mail:official@watarium.co.jpまたは、Fax:03-3405-7714までお送り下さい。定員になり次第終了。

御注意
予約終了の回については、
開催当日20:00より先着順で、
ビデオ席(同時中継の映像を視聴頂く席です)の当日券をワタリウム美術館1階受付にて販売いたします。
なお、ビデオ席の事前予約は受付しておりません。


コーディネーション・企画:藤原徹平  
企画協力:金森香 増崎真帆 工藤千愛子

会場:ワタリウム美術館

お問合せ:ワタリウム美術館  電話03-3402-3001、e-mail official@watarium.co.jp

ルイス・バラガン邸をたずねる 記念出版

とんぼの本『メキシコの光 ルイス・バラガンの家(仮)』新潮社刊
ワタリウム美術館編 妹島和世 西沢立衛
A5判 128予頁(オールカラー)
発売2009年11月25日 予価1680円(税込)
気鋭の建築家が語るルイス・バラガン、最新撮りおろし写真多数。

 

ワタリウム美術館
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前3-7-6
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tel:03-3402-3001
fax:03-3405-7714
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