WATARI-UM  
home sitemap contact
exhibition infomation lectures/workshops
 map
bらんck会期 

1月25日(日)- 5月10日延長24日(日)2015年
bらんck休館日 月曜日(5/4は開館
bらんck開館時間 11:00-19:00(毎週水曜日は21時まで延長)
bらんck入場料



大人 1000円/学生(25歳以下)800円/
小・ 中学生 500円/70歳以上の方 700円/
ペア券〈大人2人〉1600円/学生2人 1200円
bらんck主催・会場 ワタリウム美術館
bらんck展示協力 株式会社堀内カラー/国立科学博物館
  english
 
 展示内容プロフィール作品会場風景イベントワークショップ
 
▲PAGE TOP
 

石川直樹「ARCHIPELAGO」
photo:Naoki Ishikawa ©Naoki Ishikawa

奈良美智「 トナカイ使い / Reindeer Keeper」
photo:Yoshitomo Nara ©Yoshitomo Nara

奈良さんと会ったときは、こうした旅をともにするなんて思ってもいなかった。ぼく だけだったら決して出会うことのなかった人や場所を通して、自分の中にあった地図が次々と塗りかえられていった。

青森や北海道は日本列島の端にありながら北方世界への入口だった。サハリンはロシアという大国の東の果てにあるけれど、本当は南北への扉を開いている島だった。

自らの意志とは異なる偶然に導かれた北の地には見たことのない新しい世界があった。ふと後ろを振り返ると、かつて自分が立っていた場所さえもまったく違って見えた。そんなかけがえのない道行きを、写真によって少しでも分かち合えたらいいな、と思っている。

石川直樹

きっかけが何だったのか思い出せない。
「青森県と北海道のアイヌ語地名を訪ねてみよう」
そんな思いつきから足を踏み出したのかもしれない。
それが青森、北海道の旅となり、
サハリンにまで足を延ばすことになっていった。
きっかけが思い出せないので、旅のゴールも曖昧なまま、
気が付けば、石川くんと北へ北へと移動していた。
人との出会いや風景、そこから見えてくる人生や歴史。
何が自分の心をとらえたのか、何を想ってシャッターを押したのか。
今まで自分がいた場所からどれだけ動くことができたのか。
確実にわかることはひとつ、そこより北へ向かって思考し始めたこと。
そう、今いる、ここより北へ。

奈良 美智

 
▲PAGE TOP
 
石川直樹

1977 年東京都生まれ。写真家。東京芸術大学大学院美術研究科博士後期課程修了。人類学、民俗学などの領域に関心を持ち、辺境から都市まであらゆる場所を旅しながら、作品を発表し続けている。
『 NEW DIMENSION』(赤々舎)、『POLAR』(リトルモア)により、日本写真協会新人賞、講談社出版文化賞。
『CORONA』(青土社)により土門拳賞を受賞。著書に、開高健ノンフィクション賞を受賞した『最後の冒険家』(集英社)ほか多数。最近では、ヒマラヤの8000m峰に焦点をあてた写真集シリーズ『Lhotse』『Qomolangma』『Manaslu』『Makalu』(SLANT)を4 冊連続刊行中。最新刊に写真集『国東半島』『髪』(青土社)がある。


奈良美智

1959年青森県弘前市生まれ。美術家。1987 年愛知県立芸術大士課程修了。1988 年ドイツのデュッセルドルフ芸術アカデミーに入学、卒業後もケルンを拠点に作品を制作。2000 年に帰国、以後精力的に作品を制作し国内外の展覧会で発表を続ける。近年では2012 年、個展「君や 僕に ちょっと似ている」が横浜美術館、青森県立美術館、熊本市現代美術館を巡回(2013 年まで)。同年個展「青い森の ちいさな ちいさな おうち」を十和田市現代美術館にて開催。創作の日々や旅の記録を写した写真作品でも知られ、写真集「the good, the bad, the average … and unique. 奈良美智写真集」(リトルモア)「奈良美智写真帖 2003-2012」(講談社)を出版。
 

作品 work of art▲PAGE TOP
 
ishikawa1_1

石川直樹「ARCHIPELAGO」
photo:Naoki Ishikawa ©Naoki Ishikawa


girl
奈良美智「 ニヴフの子 おかっぱ / Nivkh Girl with Bobbed Hair」
photo:Yoshitomo Nara ©Yoshitomo Nara
ishikawaimage2

石川直樹
photo:Naoki Ishikawa ©Naoki Ishikawa



奈良美智「ふたり/ Twosome 」
photo:Yoshitomo Nara ©Yoshitomo Nara
ishikawaimage3

石川直樹
photo:Naoki Ishikawa ©Naoki Ishikawa


nara_image3
奈良美智「オクダさん / Mr. Okuda」
photo:Yoshitomo Nara ©Yoshitomo Nara
   
会場 scene og gallery▲PAGE TOP
 
2f_1
2f_2 2f_3
2f_4
3_1 3f_1
3f_1
4f_2
4f_1
   
▲PAGE TOP
 
オープニング対談「ここより北へ」
石川直樹+ 奈良美智
1月25日(日)19 : 00〜



この展覧会を開催するきっかけとなった二人のサハリン旅行について、見たもの、考えたことなどをスライド上映とともに語っていただきます。
参加費: 1800円( 要予約)
「サハリン先住民の過去と未来」
丹菊逸治
(北海道大学アイヌ・先住民研究センター准教授)+ 石川直樹
3月13日(金)19 : 00〜

北海道の北にあるもう一つの島サハリン(樺太)。 その北部に暮らしてきた先住民族ニヴフ、ウイルタ。 彼らはロシア連邦の領域内で独自の言語と文化を保ってきました。 その文化は日本ともアイヌとも似ているようで似ていない、 不思議な印象を与えてくれます。 ニヴフ民族の間でフィールドワーク調査を続けてきた研究者が、 彼らの言語や伝統文化、過去の歴史や現在の状況について解説します
「奈良さんのレコードの話」
ピター・バラカン(ブロードキャスター)
4月16日(木)19 : 00〜

「お小遣いのほとんどをレコード購入に使っていた頃、 それでも欲しいものがすべて買えるわけではなく、 友だちと役割分担しながらそれぞれに買って、後で貸し借りしていた。 そんなわけで、カセットテープに録音された膨大なレコードがある。 絵を描いて展覧会ができるようになってからは、海外というか、 好きな音楽の本場に行く機会も多くなり、カセットに録音された ものの原盤を探して中古レコード屋さんをのぞきまくっている。 もちろんCD化されたものを買ったりもしているのだけど、 やっぱりレコードにはレコードの魅力があってどうしても欲しく なってしまうのだ。(」奈良美智『ナラライフ』2012年 フォイルより) 展覧会「ここより北へ」展示中の奈良美智のレコードと、 その周辺の音楽について、実際に曲を聴きながら、 ピーター・バラカンが解説します。
写真集「サハリン」刊行記念トーク
石川直樹
4月25日(土)19 : 00〜

石川直樹がサハリンで撮影した写真集の刊行にあわせ、 記念トークを開催します
申込方法:
ご参加の方は、申込書〈記載事項:希望の回、氏名、人数、連絡先(住所/ 電話番号/ E - Mailアドレス又はFax番号)〉を
E- Mail:order@watarium.co.jp またはFax : 03-3405-7714へ送信いただき、同時に、下記の口座へ参加費をお振込下さい。

申込書や参加費受領確認の返信は特にいたしません。チケットは開催日3日前までに、E - Mail又はFaxにてお送りいたします。
*なお、お客様のご都合による払い戻しはできません。*定員になり次第〆切となります。
振込先:三井住友銀行 青山支店 (普)1033281 (名義)ワタリウム美術館
   
▲PAGE TOP
 
コンサート・ワークショップ「ウポポ大合唱」
出演:マレウレウ MAREWREW
1月30日(金)19 :30〜
MAREWREW

アイヌに昔から伝わる伝承歌を歌う4人組。
様々なリズムのパターンで構成される『ukouk』というアイヌの輪唱は、聴く者を天然トランスな世界に誘い込む。
自主公演企画『マレウレウ祭り〜目指せ100万人のウポポ大合唱!〜』では、これまでUA、サカキマンゴー、SPECIAL
OTHERS、キセル、オオルタイチ+ウタモ、木津茂理、細野晴臣、後藤正文(AKG),OKI DUB AINU BANDをゲストに迎えている。

2011年からはトンコリ奏者のOKIと共にアイヌ影絵プロジェクトにも参加し、各地で公演行う。2014年1月にはアメリカ公演も行った。
アイヌの伝統歌の再生と伝承をテーマに活動する女性ヴォーカルグループ。
さまざまなリズムパターンで構成される、天然トランスな感覚が特徴の輪唱など、
アイヌR O O T Sのウポポを忠実に再現します。
参加費: 2800円( 要予約)
申込方法:
ご参加の方は、申込書〈記載事項:希望の回、氏名、人数、連絡先(住所/ 電話番号/ E - Mailアドレス又はFax番号)〉を
E- Mail:order@watarium.co.jpたはFax : 03-3405-7714へ送信いただき、同時に、下記の口座へ参加費をお振込下さい。

申込書や参加費受領確認の返信は特にいたしません。チケットは開催日3日前までに、E - Mail又はFaxにてお送りいたします。
*なお、お客様のご都合による払い戻しはできません。*定員になり次第〆切となります。
振込先:三井住友銀行 青山支店 (普)1033281 (名義)ワタリウム美術館
▲PAGE TOP
ワタリウム美術館
〒150-0001
東京都渋谷区神宮前3-7-6
MAP
tel:03-3402-3001
fax:03-3405-7714
e-mail: official@watarium.co.jp