WATARI-UM  
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現代アートは、『今をどう生きるか』という問いから始まります。
かつて、現実生活からのがれて、山で一人籠って制作した絵画を鑑賞する時代と、厳しい毎日に追われている現代人が作品に感動する時代とは、明らかに違うものになっています。

ワタリウム美術館は、展覧会に関係した講演会やワークショップだけでなくテーマ別の研究会、講演会、ワークショップを年間で行っていきます。他分野の専門家たちから多くの幅広い知識と考え方を学んでいきながら、新たな現代アートとの接点を探ります。
20012001-200220022003-200420042005
西欧思想一日大学
日頃私たちは、単に難しいと思って来た哲学者たちの「考え方」精神に触れる事により解りやすく創造の世界と未来に展開する会にしたい。前年の日本編に引き続き、それぞれ、オーソリティである講師の方々を迎え、興味深く開催。

2002

アジア哲学・一日アート大学

哲学・一日アート大学は、2000年・日本を探る、2001年・ニーチェに始まる現代思想、そして、日本の美の思想と、大変、好評でした。

この1月に、アフガニスタン復興支援国際会議が東京で開催されるなど、深まるグローバル化する日本で、私たちは自分の考えを、何処に置けばいいか。

今回の「哲学・一日アート大学2002年」では、日本を含め、中国、南・中央アジアまで地域を広げ、それぞれの国々の生き方から哲学を深く考え、知りたいことを勉強します。「日本」「西洋」「アジア」の総決算として開始します。

まだテレビ放映など、マスコミに、一般化されていない、未来に明るい新鮮なオーソリティの講師の方々を、全国よりお迎えし、「2002年アジア哲学・一日アート大学」は大きく展開します。

講演会
2002年5月17日(fri)

■イスラームと日本社会
地球上にますますひろがっていくイスラーム世界。
なぜ、そうなのか。イスラームの魅力は何なのか。
異なる文化文明を知ることが、平和な地球村への道へつながる。

講師=片倉もとこ
中央大学総合政策学部教授。主にイスラーム研究で知られた文化人類学者。著書には『Bedouin Village』(1977)、『「移動文化」考』(1998)、『イスラーム世界辞典』(2002近刊)ほか。 

 
2002年5月31日(fri)

■イスラムと<原理主義>
・イスラムについて
・イスラム世界における社会、政治運動について
・イスラム国際テロ・ネットワークはどのようにして作られたのか
・反テロ報復作戦で、テロを根絶できるのか

講師=岡倉徹志
1937年、東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、毎日新聞社へ入社。カイロ支局長、編集委員を経て、1991年より富山国際大学教授。専攻はイスラム世界の現代政治、国際関係。日本国際政治学会、日本中東学会各会員。著書に『パレスチナ・アラブ』『イスラム原理主義』、『改訂版・イスラム世界のこれが常識』など多数。

 
2002年6月21日(fri)

■仏教I その言語と存在の分析の地平 インドからも
仏教には多彩な学派があるが、その本質は言語と存在の関係の分析の遂行であるといえる。言語を出て言語に帰る、それが仏教の体験と思索であった。本講では、仏教に見られる言語と存在の関係の分析を縦断しつつ、自己の本来のありかをどこに見出すべきか考察してみたい。

講師=竹村牧男
1948年生まれ。東京大学文学部印度哲学科卒業。専攻は仏教学(大乗仏教思想)。文化庁宗務課専門職員、三重大学人文学部助教授、筑波大学教授(哲学・思想学系)を経て、現在、東洋大学文学部教授。著書に『唯識三性説の研究』『仏教は本当に意味があるのか』『親鸞と一遍』『良寛さまと読む法華経』ほか 

 
2002年5月17日(fri)

■イスラームと日本社会
地球上にますますひろがっていくイスラーム世界。
なぜ、そうなのか。イスラームの魅力は何なのか。
異なる文化文明を知ることが、平和な地球村への道へつながる。

講師=片倉もとこ
中央大学総合政策学部教授。主にイスラーム研究で知られた文化人類学者。著書には『Bedouin Village』(1977)、『「移動文化」考』(1998)、『イスラーム世界辞典』(2002近刊)ほか。 

 
2002年7月5日(fri)

■「儒教」儒教か儒学か
儒教は中国の二千年の歴史の中で形成された一種の宗教であり、一般宗教の共通性と自身の独特の個性を持っている。日本の学者は中国の「儒教」の「宗教性」を認めつつも、明らかに一種の宗教であると指摘することは少ないようだ。中国の近代では「儒教」が「儒学」かという論争は盛んだった。日中を比較しながら儒教を紹介する。

講師=孔健
1958年、中国青島市生まれ。本名孔祥林。チャイニーズ・ドラゴン新聞編集主幹。孔子直系第75代。85年に来日。孔子文化大学教授、儒教伝播協会会長。中国画報協会副会長、世界展望協会[W.W.S.]中国代表理事。著書に、『孔子家の心』『孔子家の家訓』『日本人は永遠に中国人を理解できない』『日本人の発想 中国人の発想』ほか 

 
2002年7月26日(fri)

■道教 ―中国思想の根底をなす「気」を中心に―
中国の民族的思想(仏教を除く)は、「気」の観念を基礎としている。道教はとりわけ、身体的な「気」を操作して、人間的願望である「福・禄・壽」を達成しようとする宗教である。日本では今なお知られることの少ない道教を分かりやすくお話したい。

講師=坂出祥伸
1934年、鳥取県に生まれる。大阪外語大学卒業、京都大学大学院修士課程修了。中国哲学史専攻。関西大学教授、文学博士。日本道教学会理事。人体科学会理事。著書に『「気」と養生―道教の養生術と呪術』『中国古代の占法―技術と呪術の周辺』、編著に『道教事典』『「道教」の大事典』などがある。

 
2002年8月9日(fri)

■仏教II 岡倉天心と仏典
岡倉覚三の思想の根源は仏教思想である。明治の仏教革新の潮流に身を置き、自ら在家仏者として精進しつつ、いかにして大乗仏典を血肉化していったのか。著作よりも行動のなかに、その実体を追究する。

講師=中村 愿
1947年福岡県生まれ。長年、天心の研究にたずさわり、平凡社出版の『岡倉天心全集』および『英文著作集』を編集。現在『岡倉天心選集』の個人編集をすすめている。著書に『美の復権』など。 

 
2002年10月4日(fri)

■イスラームの生き方と、その哲学
イスラームは神の意思に従って生きることを教えるが、人間がさまざまであるように、イスラームの内部では多彩な思索が進められてきた。神秘主義的哲学をおもな素材として、多様な思想とそれを統合するイスラームの観点について考えてみたい。

講師=鎌田繁
東京大学東洋文化研究所教授。東京大学文学部(宗教学専修)卒業。同大学院修了。専攻イスラーム思想。著書に『モッラー・サドラーの霊魂論』『超越と神秘』(共著)、『アジアを知れば世界が見える』(共著)など。

 
2002年11月15日(fri)

■日本人のアジア像  ―新たな連帯を求めて―
「脱亜入欧」から「大東亜共栄圏」まで、日本人のアジア像は、さまざまに変化してきた。福沢諭吉、岡倉天心、和辻哲郎ら、近代日本の思想家たちのアジア理解をふり返りながら、アジアとの新しい関係を模索する。

講師=田中久文
東京大学文学部卒業。1983年、東京大学人文科学研究所博士課程終了。専攻は倫理学、日本思想史。著書に、『九鬼周造』(第一回中村元賞受賞)、『甦る和辻哲郎』『日本の哲学を読み解く』など。 

特典 ■「アジア哲学・一日アート大学」に御入会された方は、2002年度中のワタリウム美術館の展覧会をフリーでご覧いただけます。
■「アジア哲学・一日アート大学」会員には、いろいろなニュース、ワタリウム美術館のインフォメーションすべてお送りします。
会費
■入会金/3,000円(初回のみ) 会員の方は無料。
■参加費/年間15,000円
■振込先 三井住友銀行 青山支店(普)1033281 (名)ワタリウム美術館

お問合せ・お申込先
■ ワタリウム美術館 「アジア哲学・一日アート大学」実行委員会
 〒150-0001 東京都渋谷区神宮前3-7-6
 Tel.03−3402−3001 Fax.03−3405−7714
  email:official@watarium.co.jp


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